医療法人 柳育会 八女リハビリ病院 MSW 秋山 今日子

1.八女リハビリ病院について

八女リハビリ病院は、八女筑後地区においてリハビリテーションを必要とされる方々に満足のいく質の高いリハビリテーション医療の提供を目的として、平成3年11月に八女市北部の小高い丘陵地に開院しました。当施設は、南に八女市、北に八女郡広川町、久留米市を眺められる自然美豊かな見晴らしの良い場所に位置しています。

現在、一般病棟54床、回復期病棟88床、療養病棟52床の計194床で運営しています。開院以来、急速に進む高齢化や多様化するニーズに応えることのできるリハビリテーション医療体制の構築に、院内全体で日々努力しています。 患者様やご家族が安心して退院後の生活を迎えられるよう、各種介護保険サービスによる在宅支援体制も整備し、保健・医療・介護福祉を一体化した地域密着の総合的なリハビリテーション医療を実践しています。

法人関連施設として、柳病院(一般病棟86床、療養病棟45床の計131床)、介護老人保健施設グリーンビュー希望ヶ丘(100床)、在宅部門では訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所などを有しています。 また、当院では平成18年12月に大腿骨頚部骨折地域連携パス、平成20年4月に福岡県内初の脳卒中地域連携パス導入を開始しました。

今後も、地域の限られた医療資源の有効活用と地域完結型医療の推進を担うシステムとして、地域連携パスを充実させていくことが当院の後方支援病院としての役割であり、それこそが地域連携パスの意義と考えてパス運用に携わっていきます。

2.地域医療連携科について

現在、地域医療連携科には3名の医療ソーシャルワーカーが在籍しています。業務内容としては、外来受診や入院に関する相談、医療費など経済的問題の相談や調整、退院時に生じる心理的・社会的問題への支援が主となっています。具体的には、面談を通して患者様やご家族の現状を把握し問題を明確化させ、それに対して必要とされる社会資源の情報提供をおこなっています。

今後も、今まで以上に専門性を持ち、患者様やご家族の代弁者として寄り添い、また、地域や社会資源とをつなぐ橋渡し役として、院内にとどまらず地域との連携も強めていきたいと思います。

yamerihabiri-hosp八女リハビリ病院

〒834-0024
福岡県八女市津江538
TEL:0943-23-3005
FAX:0943-24-4808

2013年6月現在