一般社団法人 朝倉医師会 朝倉医師会病院 MSW 渡辺 朋子

1.朝倉医師会病院について

朝倉保健医療圏は、福岡市の南東に位置する朝倉市を中心に朝倉郡(筑前町及び東峰村)の1市1町1村で構成されています。平野が広がり稲作・観光産業などが盛んな南西部地域と山岳・丘陵地帯が続き果樹栽培・林業等が盛んな東北部に大別される地域です。また、本圏域は、高齢化率も30%を超える高い地域となっており、中には無医地区もある現状がみられます。この様な医療圏の中で、朝倉医師会病院は「最新の医療を提供し、住民に愛され信頼される病院を目指す」事を理念として、甘木朝倉医師会病院と医師会立朝倉病院(旧県立消化器医療センター朝倉病院)の2病院統合により平成20年3月に急性期病院として新たに開院されました。

現在は、ICU6床、緩和ケア病棟20床、地域包括ケア病床40床を含む300床を有し、地域医療支援病院・開放型病院・救急告知病院・福岡県肝疾患専門医療機関・更生医療(心臓・腎臓)医療機関・災害拠点病院やへき地医療拠点病院等の認定を得て、朝倉地域での急性期医療を実践しているところです。また2次医療圏での責務として、この朝倉地域のがん診療の充実を目指し、地域がん診療病院の認定に向けて取り組んでいます。更に、病診連携の強化に向けて在宅療養後方支援病院のシステム作りについても同時に行っているところです。この様に当院は朝倉地域の基幹病院として、2次医療圏における地域完結型医療を目指し、医師会会員と連携を行っています。

 

2.地域医療連携室について

現在、地域医療連携室には医療ソーシャルワーカー(MSW)が4名在籍しています。若手からベテラン?の粒ぞろいのMSWが「呼ばれたら、動く」をモットーに病院内を走り回っています。業務内容としては、外来・入院を問わず療養や生活に対する全般的な相談を一挙に引き受けています。急性期病院と言う事もあり、医療依存度の高い患者さんやがん末期の患者さんの在宅調整なども対応しています。地域包括ケアシステムの構築が急がれる中、MSWもその一員として、医師会会員の先生方や介護保険事業所関係者、行政担当者との「顔のみえる連携」を大切にしながら、患者さんと家族の笑顔のためにこれからも、日々の業務を大切に丁寧に関わっていきたいと思います。

 

154-06-%e5%8c%bb%e5%b8%ab%e4%bc%9a%e7%97%85%e9%99%a2%e7%b7%a9%e5%92%8c%e3%82%b1%e3%82%a2%e5%a2%97%e7%af%89%e5%be%8c_%e5%a4%96%e8%a6%b3%e5%8d%97%e8%a5%bf%e9%9d%a2%e5%85%a8%e6%99%af-%e3%83%aa%e3%82%b5

 

朝倉医師会病院

〒838-0069

福岡県朝倉市来春422-1

TEL : 0946-23-0077

 

 

2014年8月現在