1.福岡鳥飼病院について
当院は福岡市城南区役所の斜め前に位置しており、昭和42年に開設された歴史のある病院です。平成12年に建て替え工事を行った後に、建物としては現在の形となりました。また、市営地下鉄七隈線「別府駅」より徒歩5分、西鉄バス停「別府駅前」より徒歩2分と交通の利便性が高く、車での来院が難しい患者様に“通いやすい”と言っていただけています。患者様としては地域の方が特に多い印象を受けます。
病院の概要としては、内科、呼吸器科、循環器科、消化器科、外科、整形外科、リウマチ科、泌尿器科、小児科、形成外科、脳神経外科、皮膚科、リハビリテーション科を標榜しており、外来診療にも幅広く対応しています。病床数は、一般病棟42床、地域包括ケア病床15床、回復期リハビリテーション病床60床、療養型病床60床の計177床であり、ケアミックス型の病院です。
また、関連施設として、「とりかい介護老人保健施設」「とりかい訪問看護ケアプランサービス」「とりかい訪問看護ステーション」「グループホームとりかい」「小規模多機能ホームとりかい」があり、地域は離れていますが朝倉郡に「太刀洗病院」があります。関連施設利用中の患者様の外来診療や入院も多く、病院と施設との距離が近いこともあり、その際はスムーズな連携をとることができています。
また、毎月第4金曜日の午後に約1時間、当院外来ロビーにて「健康教室」を行っています。そこでは、当院の医師が交代で“骨粗鬆症について”“血圧管理について”等とテーマを決め、患者様や地域の方へお話しをしています。参加は無料であり、どなたでもご参加頂けます。昭和61年より始まった「健康教室」も昨年の9月で300回を迎え、「鳥飼病院健康教室300回記念イベント」を開催致しました。記念イベントでは、整形外科医による骨密度測定や管理栄養士によるヘルシー弁当の販売、ソーシャルワーカーによる介護相談など様々な企画を行い、多くの地域の方に来場していただくことが出来ました。このように、「健康教室」は当院と患者様や地域の方との大切な繋がり・交流の場にもなっています。
2.医療相談室について
当院には、一般病床に1名、地域包括ケア病床に1名、回復期リハビリテーション病床に1名、療養型病床に1名、計4名のソーシャルワーカーが配置され、それぞれが病棟担当制で業務を行っています。主な業務内容としては、他院からの入院相談の対応、外来患者・入院患者の相談対応、退院支援、カンファレンスへの参加、介護保険関連業務(主治医意見書の依頼など)、クラーク業務など多岐に渡っており、患者様やご家族が安心して療養生活を送っていただけるよう日々努めています。そして、関連施設や地域サービス事業所と連携を図りながら、退院後の在宅復帰・施設入所への支援も行っています。それぞれソーシャルワーカーの担当が分かれてはいますが、多忙な中でも共有しておくべきケースや耳に入れておく必要のある情報等については、皆で医療相談室内において報告し情報共有しています。
また、当院は多職種連携に力を入れており、ソーシャルワーカーは主治医を中心に看護部長、病棟師長、担当のリハビリスタッフ等への報告・連絡・相談を常に心掛けています。それらを繰り返しながら検討を重ねていく中で、患者様やご家族へより良い支援が行えるよう努めています。
特定医療法人弘医会 福岡鳥飼病院
〒814-0103福岡県福岡市城南区鳥飼6-8-5
TEL:092-831-6031
FAX:092-822-9772
平成29年4月現在